東京HELLOZライブレポート By かさこワールド 東京HELLOZ公式HP

NICE SHOTとは?
たった500円の入場料。
まったく違った5つのバンド。
観客とバンドの距離が近いというより同化しているスタジオライブ。
日曜日の昼間からやるという時間の妙。
「NICE SHOT」は、東京HELLOZが目指す「これまでの常識に捉われないライブ」を見事に実現していた。

「友達の付き合いから、仕方がなく高い金払って、休日をつぶしてライブに行ってきた」 。
そういったライブとは正反対のライブ。
一度ワンコインでこのイベントに遊びにきて見ることをおすすめしたい。


NICE SHOTの魅力とは?
ライブといえばミスチルぐらいしか行ったことがない。
音楽に詳しいわけでもなく、洋楽もインディーズも聞かないし知らない。
自分で演奏するわけでもなく、友達にバンドをやっている人がいるわけではない。
そんな私が、「ライブの撮影」という目的をきっかけに、
今まで知ることのなかった世界に足を踏み入れた。

12月で4回目の参加となった。
いつのまにか、私は単なる撮影という目的を越えて、
この毎月1度のスタジオライブを楽しみにするようになった。
私が場慣れしてきたこともあるのかもしれないけど、
何が楽しいかって、5者5様なんですよね。

東京HELLOZが毎月第一日曜日に行うライブイベント「NICE SHOT」は、
毎回バンドが変わるのが大きな特徴だ。
ホストバンドであるVIDEOは毎回出演だが(この方針も次月より変わるらしい)、
約4時間で5バンド、いろんなバンドが出演して、毎回変わる。
だから、おもしろいのだ。

とにかくバンドのセレクトがいい。
私にとっては毎回基本的にはどれもはじめて見る、はじめて聞くバンドなんだけど、
それぞれ独自色があって、音楽もパフォーマンスもキャラクターも違うバンドが5種類出てくるので、
飽きずに、そして新鮮で、だから楽しい。
「この人たち、どんな音楽やるんだろう」「どんな人たちなんだろう」って、
目の前でライブがはじまるまでわからない。
想像して、実際に見て、驚かされて、裏切られて、
客を楽しませる前に、彼らが何より楽しんでいる。
だから、見ていて、気持ちがいい。

そんでもって毎回毎回、このバラバラなはずの5バンドの、
演奏する順番がよく考え込まれている。
1バンドのコンサートであってもセットリスト(曲順)によって、
まったくその前後の曲の聴こえ方が違うように、
これが5バンドともなると、通しで見せるためには、
非常に順番が重要なのだが、これが実に流れよく心地よくスムーズに組み込まれている。
バンドのセレクトの良さと演奏順番の良さは、
このイベントをコーディネートしている東京HELLOZスタッフが、
実によくいろいろなバンドを見ているからだろう。

そんなわけで、こんな世界に足を踏み入れたことがない私でも、
すっと入り込んで楽しめるというわけだ。

このライブイベントに参加して驚いたのは、バンドの観客の近さ。
ライブハウスではない。バンドが演奏するためのスタジオでライブが行われているから、
バンドと観客に境目がない。
ないどころか、観客の前後左右に演奏者がいたりもする。
こんなライブの形式があるんだなってことがすごく新鮮だった。

これで入場料500円でやっているっていうのがすごいなーと思う。
他のライブは2000円とかする。
こういったライブが好きな人は2000円でもいいかもしれないけど、
友達の付き合いとかでチケットを買わざるを得ない場合とか、
そんなに興味がない人にとっては2000円は高いと感じるだろう。
でも500円なら、暇ならちょっとのぞいてみて、
別につまらなかったら出てくればいいやみたいな気軽な感覚で入れる。
この価格のマジックはすごい努力と工夫だと思う。

私はこのライブを撮影するカメラマンとして、スタッフに加えていただいているけど、
別に契約があるわけでもなく、仕事でもないから、
多分つまらなかったら、すぐ辞めてしまっているだろう。
でもそう思わないどころか、撮影目的を超えてこのイベントに毎回参加しているのは、
このライブがとっても楽しいと感じているからだと思う。
音楽にろくに詳しくないこの私でも。

そんなわけで、このイベントをより盛り上げていくために、
撮影だけでなく文章とかで伝えられればななんて思っていたところ、
東京HELLOZ代表から「ライブのレポートとか書いてみません?」ってメールが来て、
「今まさにそのことを考えていたところでした!」って奇遇なシンクロが起きたりして、
ますます楽しくなっている。

そんなわけで今回からライブレポートも書けるかわからないけど、
書いてみようかなと思っている。
ライブレポートだけでなく、ここに参加している演奏者の日常生活とか普段考えていることとか、
インタビューというと大げさだけど、話を聞いてみたいなとも思っている。

というわけで、「またライブ写真?」と思わず、
そこに写りこんでいる彼らの背景にあるものを想像して写真を見てみるとおもしろいと思います。